魚の神経締めの方法

魚の神経締めの方法

プロの技で仕上げる魚の神経締めの方法を解説。

確保→静止

 魚を濡れ布で包むか、胸鰭の後ろをしっかり保持して暴れを抑える。

脳締め(ピック)

 目と目を結ぶ線と鼻先中央の交点付近、もしくは目のやや上を狙い、
 上方から素早く刺して左右に1〜2回くずす。
 → 口やエラの動きが止まり、体の反射が消えればOK。

血抜き

 片側のエラ膜を切る(心臓近くの太い血管)。尾柄(尾ビレ付け根)を浅く切るとさらに抜けやすい。
 頭を下にして海水で揺すり5〜10分。真水は長時間浸けない(浸透圧で身が崩れる)。

神経抜き(ワイヤー通し)

 脳締めで開けた穴から、背骨上の脊髄管へワイヤーを尾側へ進める。
 抵抗点を越えるとスーッと抜ける感触。尾まで数回スライドして神経を破壊。
 (※尾側から入れる方法:尾柄の切り口で背骨上の白い管にワイヤーを挿入→頭側へ送る)

洗浄・急冷

 表面を海水で流し、氷海水に沈めて芯まで冷やす。その後はドリップを拭き、保冷。
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